想恋*



砂の上は走りにくくて



バランスを崩してしまった。



「…わぁっ!」



前に倒れる!!目をギュッと瞑ると



『ドジ。』



耳元で囁く声。



ドキっとした。



「ご、ごめんっ」



私を支えてくれたみたいで



転ばずに済んだ。




< 39 / 48 >

この作品をシェア

pagetop