No.1若姐は女子高生!

『あの袋の中は龍平だ

行くぞ』

組員5人と俺で

その男に背後から近づいた

俺は素早く袋を取り

組員達が男を縛り上げた

急いで袋を開ける

中には

手足を一緒に縄で縛られ

口をガムテープで塞がれた

龍平がいた

息はしてるな…

『龍平、俺が分かるか?』

ゆっくりと瞼を上げた龍平

「朱にぃちゃん?」

ふぅ

『大丈夫か?
どっか痛いとこは?』

首を横に振った龍平

「お、おれ…変な奴に…さらわれ、て…ヒクッ…もう…ヒクッ…死んじゃう…かと…ヒクッ…思った…」

『もう大丈夫だ』

まだ5歳の龍平

はぁ

縛り上げた男を連れて

俺は理事長室に向かった

< 214 / 319 >

この作品をシェア

pagetop