雨恋の氷河




「さぁよろしくたのむよ」




「これは魔法の杖ね。」




「あぁこれは代々伝わっている魔法の杖だ。雨恋家の巫女だけが操ることが出来る。」




「わかったわ。」





私は杖を手にすると念を唱えた。
観客席は静まりかえっているもちろん一番前に月がいる。



私はすごい安心感を覚えたんだ。



「これから月光祭のメインイベント‘’月光‘’を始めます。さぁ巫女さんは月に真珠の涙を捧げておくれ。」




「真珠の涙ですね。分かりました。」






私は杖を上に振り上げ雨恋を降らせ真珠の涙を捧げた。空に水色の光が散らばった。






その瞬間すごい勢いで光線が私のもとへ飛んできた。!?






「いちじくっ!!!!」
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