先生。あなたはバカですか?
今まで何度もここには来ていて、彼と2人にだって何度となくなってる。
だけど、こんなに身の危険を感じた事なんてなかった。
こ、これがクリスマスマジックってやつですか!?!?そうなのか!?!?
私は、自分を落ち着けるよう深く息を吐く。
まさか本気で通報するわけにもいかないし。
いや、あれはさすがに冗談だけど。
かくなる上は、“アレ”しかない。
こんな事もあろうかと、持ってきていて正解だったわ。
私は手中にあるポーチをギュッと握りしめた。
*
「お前なんだ。その格好は」
お風呂から上がってきた私を見て、化け物でも見たかのような顔で固まる先生。
ふ。しめしめ。
予想通りだ。
「何って、中学の時のジャージですが何か?」
そうしれっと言いのける私の格好はというと、当時、生徒達の間でも散々ダサイと不評だった指定の水色ジャージ。
胸の所には赤い糸で名字の刺繍が施され、背中にはアルファベットで大きく学校名が書かれている、色気もへったくれもない格好だ。
「お前…ないわ…それはないわ…」
「何でですか。楽なんですよ?ジャージ」
だけど、こんなに身の危険を感じた事なんてなかった。
こ、これがクリスマスマジックってやつですか!?!?そうなのか!?!?
私は、自分を落ち着けるよう深く息を吐く。
まさか本気で通報するわけにもいかないし。
いや、あれはさすがに冗談だけど。
かくなる上は、“アレ”しかない。
こんな事もあろうかと、持ってきていて正解だったわ。
私は手中にあるポーチをギュッと握りしめた。
*
「お前なんだ。その格好は」
お風呂から上がってきた私を見て、化け物でも見たかのような顔で固まる先生。
ふ。しめしめ。
予想通りだ。
「何って、中学の時のジャージですが何か?」
そうしれっと言いのける私の格好はというと、当時、生徒達の間でも散々ダサイと不評だった指定の水色ジャージ。
胸の所には赤い糸で名字の刺繍が施され、背中にはアルファベットで大きく学校名が書かれている、色気もへったくれもない格好だ。
「お前…ないわ…それはないわ…」
「何でですか。楽なんですよ?ジャージ」