先生。あなたはバカですか?
「ほ…ほら!岩田先生元々用事があるのに!私一人の為に〜とか、申し訳ないので…」
「別に用事なんてねーよ。だだ単に面倒だから、そういう事にしてただけ。夏休みまで生徒の顔なんか見たくねーし」
……
こんの不良教師がぁぁぁぁぁ!!!
「ちょっと頼むよ翔太〜!そんな事だろうと思ってたけどな!!
あ。生田!こいつの事は気にしなくていーよ!こんなんだけど、やる時はやる奴だから!」
「…はぁ。」
あぁ。
何か抵抗するのも面倒になって来てしまった…。
「じゃあ、細かな詳細は明日にでもプリントにして渡すから!!
頑張ろうな!!生田っ!!!」
「……はい……」
峰山先生にガシッと肩を掴まれ、私の口からはははっと乾いた笑いが漏れる。
悪の元凶は、ピュー♪とか口笛を吹いているし…。
関わらないようにしようと思ったのに…。
近付いちゃダメなのに…。
何でこうなるの!?!?