再び、恋【短編】



驚いて振り返ると、
いかにも遊んでいそうな
チャラチャラした男が立っていた。



「ねぇねぇ、1人?
 よかったらご飯でもどう?」



うわっ、もしかしてナンパ?
こんなの初めてだもん、
どうしよう…



「えっと…
 あの、これから約束があるので、
 ごめんなさい」



約束があるって言えば、
この人も諦めてくれるだろう。

そう思った私の考えは
浅はかだったらしく、
男は全然動じなかった。





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