embracement
《4》ある雨の夜の出来事
プルルルルッープルルルルッー
弥「はい、もしもし」
蘭「弥生ちゃん?蘭だけど…」
弥「うん。どうした?」
蘭「あのね…?私…慎一と別れたんだ…」
弥「えっ!どうして?」
蘭「それが…わからないの…」
弥「蘭ちゃんは納得してる?」
蘭「まぁ、慎一が言っているから駄々こねてもウザい女でしょう?」
弥「まぁねぇ…私は蘭ちゃんがいいのならいいけど」
蘭「私なら平気!だから今日は報告の電話でした~」
弥「お疲れ様でした」
蘭「うん。じゃあね」
ツーツーツー
この電話がこの後、とても重要になるなんて…
誰も知らなかった。