embracement
あれから一週間。
私は漣に会いに行けてない。
ほのかが、「もうそろそろいいんじゃない?」って言ってるから、今日会いに行く。
―コンコン―
「はい。どうぞ」
ガラガラーーー
「弥生!」
弥「漣…」
漣「弥生?こっち来て?逢いたかった」
弥「私も…ごめんね、漣。私のこと嫌いになったでしょ?」
漣「ううん。大好きだよ?ねぇ、散歩行かない?車椅子だけど…」
弥「うん…」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
漣「弥生に話さないといけない事があるんだ。」
弥「なに?」
漣「あのね?僕、手術しに海外行かないといけないんだ」
弥「そうなの…」
漣「蘭姉が決めたんだ。僕、弥生のために何か出来たかなぁ」
弥「漣が居てくれるだけで幸せだったよ」
漣「そっか」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
「れ~~ん!!」
漣「蘭姉~!こっち!
弥生、来月の7日に成田ね?」
弥「わかった。じゃあね?」
漣「うん!」