“Three Years”isn't so long
「kaito」がギターを、弾いた話①
たった1度だけ、大人になった界人が私のためだけにギターを弾いてくれたことがある。
私がこのファミレスの常連になってから、半年ほど過ぎた年の瀬の頃だ。
遅すぎたくらいだけど、仕事をようやく覚えてきて、前ほど上司や先輩に怒られなくなった、そんな時期。
どころかその日はプレゼン資料の出来を主任に褒められて、初めてコーヒーをおごって貰った、そんな記念すべき日でもあった。
そのまま主任としばらく仕事絡みの苦労話を語り合って、会社を出る頃には既に10時を回っていた。
帰りの電車に乗り込んで、ふと携帯の日付を見ると、今日は週末。年末の忙しさのせいで曜日感覚もほぼなくなってしまっていて。
3週間ほど、ファミレスに顔を出していなかったことに、ここでようやく気が付いた。
私がこのファミレスの常連になってから、半年ほど過ぎた年の瀬の頃だ。
遅すぎたくらいだけど、仕事をようやく覚えてきて、前ほど上司や先輩に怒られなくなった、そんな時期。
どころかその日はプレゼン資料の出来を主任に褒められて、初めてコーヒーをおごって貰った、そんな記念すべき日でもあった。
そのまま主任としばらく仕事絡みの苦労話を語り合って、会社を出る頃には既に10時を回っていた。
帰りの電車に乗り込んで、ふと携帯の日付を見ると、今日は週末。年末の忙しさのせいで曜日感覚もほぼなくなってしまっていて。
3週間ほど、ファミレスに顔を出していなかったことに、ここでようやく気が付いた。