“Three Years”isn't so long
ひと通り笑い終わると、私は今更になってひとつ、決心した。
ちゃんと、彼を褒めよう。
上から目線だろうが、的外れだろうが、暴言になろうが関係ない。
界人はえらいね。頑張ってて、すごいね。と。
思った言葉を、心の内から湧いて出た気持ちを、ちゃんと素直に伝えよう。
そんな風に決意した。
──すると。
不意に、ペリ、ペリ、ペリ…と、音がして。
その音で私が意識を向けたのは、心の中のタンスの角。
痕が残るのを怖がって、そのままにしておいたあのキャラクターシールが。
驚くほどすんなりと剥がれ落ちて。
同時に、確信に似た強い感情が、私の中を渦巻いた。
「やっぱり…そうだよね」
そうだ。
やっぱり私は、
界人が、好きだ。
ちゃんと、彼を褒めよう。
上から目線だろうが、的外れだろうが、暴言になろうが関係ない。
界人はえらいね。頑張ってて、すごいね。と。
思った言葉を、心の内から湧いて出た気持ちを、ちゃんと素直に伝えよう。
そんな風に決意した。
──すると。
不意に、ペリ、ペリ、ペリ…と、音がして。
その音で私が意識を向けたのは、心の中のタンスの角。
痕が残るのを怖がって、そのままにしておいたあのキャラクターシールが。
驚くほどすんなりと剥がれ落ちて。
同時に、確信に似た強い感情が、私の中を渦巻いた。
「やっぱり…そうだよね」
そうだ。
やっぱり私は、
界人が、好きだ。