誘拐伝説
ピンポーン。




インターホンが鳴った。私は重い腰を持ち上げ応答する。
佐〇急便だ。




ラフな服装に恥じらいを感じながらもドアを開けると、汚い中年のおじさんが立っていた。




うわあ...汚いなあ。




そう思った瞬間、私の頬に衝撃と激痛が走った。





殴られたのだ。




中年のおじさんは思わず倒れ込んだ私のお腹に強い蹴りを入れた。





激痛とショックで頭の中が混乱している。
鼻血がドクドクと流れ出してくるとおじさんは舌打ちをし、「きったねぇなぁ...」と
呟いた。
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