ソファーに並んで
朝にTVで観た、お約束のコメントを思い出した。案外、当たるものだと考える…でも今は、そんな事はどうでもいい、目の前にいる律という原石、溢れ出る美学への衝動だけが彼女の全身を駆け巡る
「ホントにいいわ…律ちゃん…あなた、そこらのモデルの子たちより断然に…いい…」
源はこの店での仕事より、撮影の為にスタジオ等に出向き、プロのモデルを相手にする方が多い、不服がある訳では無いが誰かが手を着け、宝石に成ったモデルよりも、素人…埋もれた原石を自分の手で宝石へ変える事が彼女の最大の快感である。
「じゃあ、さっそくお願いします。源さん」
願う要に対し、源は言い放つ
「さっそく?冗談じゃないわよ!集中してじっくり楽しむに決まってるでしょ…要ちゃんは少し外に出てなさい、終わったら連絡するから」
遠回しに、邪魔だと言わんばかりに要は追い出される…仕方がないので千尋と明音に連絡をいれ、時間を潰す事にした。
そして、店内には源と律が二人きりになる。源は微笑を浮かべ、おもむろにYシャツのボタンを外し始める、胸元が覗き出しても次のボタンへ指を移す。
「待って下さい!源さん、何してるんですか?」
流石に、律は目線を反らしながら問いかける。
「気にしないで…って言っても無理よね?男の子だもんね?でも私、こうしないと集中出来ないの、服なんて全部脱いじゃいたいくらいよ」
源は変な意味合いや露出狂などでは無く、純粋に邪魔だと考えている。自宅では何も身に纏わず生活しているのが当たり前の人間の思考である。
「勘弁して下さい、目のやり場に困ります」
右手で視界を狭め、顔が赤くなる律。
「あらあら、可愛いらしい反応ね?じゃあ、目が開けていられるうちに、こっちの椅子へ座ってもらえる?そこからは、律ちゃんは目を閉じても閉じなくても自由よ」
言われるがままに、すばやく座るが美容室の椅子の前に鏡はあって当然の事、律は硬く目を閉じる。
「フフフ…ホントに可愛いわね!でもあんまり表情は強ばらずに、リラックスしててもらえるかしら?」
無理難題に出来る限り従う律、背後からパサッと何かが床に落ちる音が聞こえた。首にタオルが巻かれヘアエプロンの感触だけ感じる…決して目は開かない
「ホントにいいわ…律ちゃん…あなた、そこらのモデルの子たちより断然に…いい…」
源はこの店での仕事より、撮影の為にスタジオ等に出向き、プロのモデルを相手にする方が多い、不服がある訳では無いが誰かが手を着け、宝石に成ったモデルよりも、素人…埋もれた原石を自分の手で宝石へ変える事が彼女の最大の快感である。
「じゃあ、さっそくお願いします。源さん」
願う要に対し、源は言い放つ
「さっそく?冗談じゃないわよ!集中してじっくり楽しむに決まってるでしょ…要ちゃんは少し外に出てなさい、終わったら連絡するから」
遠回しに、邪魔だと言わんばかりに要は追い出される…仕方がないので千尋と明音に連絡をいれ、時間を潰す事にした。
そして、店内には源と律が二人きりになる。源は微笑を浮かべ、おもむろにYシャツのボタンを外し始める、胸元が覗き出しても次のボタンへ指を移す。
「待って下さい!源さん、何してるんですか?」
流石に、律は目線を反らしながら問いかける。
「気にしないで…って言っても無理よね?男の子だもんね?でも私、こうしないと集中出来ないの、服なんて全部脱いじゃいたいくらいよ」
源は変な意味合いや露出狂などでは無く、純粋に邪魔だと考えている。自宅では何も身に纏わず生活しているのが当たり前の人間の思考である。
「勘弁して下さい、目のやり場に困ります」
右手で視界を狭め、顔が赤くなる律。
「あらあら、可愛いらしい反応ね?じゃあ、目が開けていられるうちに、こっちの椅子へ座ってもらえる?そこからは、律ちゃんは目を閉じても閉じなくても自由よ」
言われるがままに、すばやく座るが美容室の椅子の前に鏡はあって当然の事、律は硬く目を閉じる。
「フフフ…ホントに可愛いわね!でもあんまり表情は強ばらずに、リラックスしててもらえるかしら?」
無理難題に出来る限り従う律、背後からパサッと何かが床に落ちる音が聞こえた。首にタオルが巻かれヘアエプロンの感触だけ感じる…決して目は開かない