飛べない人
初めての会話
目の前に倒れている紀ちゃん。
私はどうしようかと迷っていた。
そのまま素通りしようか。
手を貸してあげようか。
でも、手を貸したら 何されるか分からない
悩んでいると、坂本弥生(さかもとやよい)
ちゃんが声をかけてくれた。
「すみれちゃんたち!こっちこっちー!」
弥生ちゃんは元気で明るい性格。
スポーツが得意で 私の3人目の親友。
「今行く!」
少し紀ちゃんの事が気になったが、私はそのまま弥生ちゃんのもとへと向かった。
「今日も派手にやってるわね。」
弥生ちゃんの元へつくと、らんちゃんがボソッと呟いた。
「よく飽きないよねぇ。」
続いて弥生ちゃんが口を開く。
「毎日怖いよぉ。」
はなちゃんが泣きそうな声で言う。
「なんであんな事、するんだろうね。」
3人に続き、私はポツリと呟く。
どれだけ同情の言葉を向けても、怖くて助けてあげられない私達は、同罪なのだと分かっているけれど、やっぱり体は言う事をきかなくて、何もしてあげられない自分を殴ってやりたかったけど、そんな勇気も私にはなかった。
私はどうしようかと迷っていた。
そのまま素通りしようか。
手を貸してあげようか。
でも、手を貸したら 何されるか分からない
悩んでいると、坂本弥生(さかもとやよい)
ちゃんが声をかけてくれた。
「すみれちゃんたち!こっちこっちー!」
弥生ちゃんは元気で明るい性格。
スポーツが得意で 私の3人目の親友。
「今行く!」
少し紀ちゃんの事が気になったが、私はそのまま弥生ちゃんのもとへと向かった。
「今日も派手にやってるわね。」
弥生ちゃんの元へつくと、らんちゃんがボソッと呟いた。
「よく飽きないよねぇ。」
続いて弥生ちゃんが口を開く。
「毎日怖いよぉ。」
はなちゃんが泣きそうな声で言う。
「なんであんな事、するんだろうね。」
3人に続き、私はポツリと呟く。
どれだけ同情の言葉を向けても、怖くて助けてあげられない私達は、同罪なのだと分かっているけれど、やっぱり体は言う事をきかなくて、何もしてあげられない自分を殴ってやりたかったけど、そんな勇気も私にはなかった。