俺様男は私の彼氏様!?
ご飯も食べ終わり、今は俊が片付けをしてくれている。
嫌がらず手伝ってくれるからすごく有り難い。
「俊、いつもありがとう」
なんか、私も急に言いたくなった。
いつもの感謝をこめて。
「なんだよ、いきなり」
「言いたくなったのー」
「あっそ。別に気にすんな」
俊?ほんとにありがとう。
俊と出会えて同居できてよかった。
最初はあんなに嫌だったのに。
嫌いだったのに。
気づいたら……
私の中には、俊でいっぱいだよ。
だから忘れていた。
あの事件があったことを。