俺様男は私の彼氏様!?
「椿」
「ふぇ?」
さっきまで無言だったのに、いきなり話しかけられたからびっくりして変な声が出ちゃった。
もう、急に話しかけないでよ。
「ストーカー、される覚えとかあるか?」
ストーカーされる覚え?
うーん……
よーく考えてはみたけど覚えがない。
唯一思いつくのは、俊のファンだろう。
でもあの頃はまだ、俊と噂経つ前だし
それに離れていたときだし。
思いつかないから首を横にふった。
「そうか。しばらくは、俺から離れるな」
俊……ありがとう。
「うん、ありがとう」
「おう。帰るか」
そう言って私たちは家へ帰った。