俺様男は私の彼氏様!?





これ、どう答えたらいいの?





「無言ってことは本当なんだな」



いや、本当だと言ったら本当だし。


嘘と言ったら嘘になる。





結局私は、太一の質問には答えられなかった。





「そーゆーことだ、もう椿のあとつけんな。
椿、行くぞ」



そう言って、俊は私の腕を引っ張って歩き始めた。





後ろを振り向くと、寂しそうにこっちを見ている太一。



ストーカーが太一だったなんて……


信じられないよ。





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