俺様男は私の彼氏様!?
俺がドアを開けるまでインターフォンは鳴り止まない。
一体なんなんだよ、ストーカー野郎は。
そう思いながらドアを開けると、そこには女がいた。
「お前、誰」
「やっぱり俊くんいた!
あんなブスと一緒にいるなんて」
ブス?は?椿が?
ブスなわけねぇだろ。
しかも、俺がここにいるってわかってたとかどういうことだよ。
「椿はブスじゃねぇから。
で、お前誰なわけ?」
こいつが椿のストーカー野郎か?
「そんなムキにならないでよ!
俊くんと寝た仲じゃない♪」
俺がこいつと?
あー……遊んでた時期に関係持った奴か。
って!もしこいつがストーカーの新犯人だったら、完璧俺のせいじゃねぇか。
「へぇ、ヤったことあんの?お前と俺が」
「うん、あるよ?
いっぱい愛し合ったじゃない!!忘れたの?」
んなこと、覚えてねぇよ一々。