俺様男は私の彼氏様!?
椿side。
あまりにも遅い俊が気になり、太一が止めたけどそれを無視して玄関へ向かった。
そこには女の子もいて、ストーカーがその子の幼なじみが犯人らしい。
「椿……お前はリビングにいろよ」
「ううん、これは私の問題でもあるんだよ?
俊だけに任せれないよ。
取り敢えず、えっと……」
中に入ってもらおうと思ったけど、名前がわからなくて言葉を濁す。
「何よ」
怒ったような口調で聞いてくる女の子。
「えっと……中で話しませんか?」
ちょっと……いや、かなり怖かったけど逃げてもいられない。
そう思ってリビングへ連れてきた。
太一は、え?って顔をして驚く様子。
多分、彼女が犯人なんだと思ってるからだろう。
まさか、女の子が女の子をストーカーするなんて思ってもいなかったんだろうな。