俺様男は私の彼氏様!?





イライラしてはいるが、冷静に話し合わないといけない。



そんなこと考えていると、彼女から鼻で笑ってるのが聞こえた。





「ま、あなたの気持ちはわかったわよ。
俊くんが選ぶことね、どっちを取るか。
そんかの決まってることだけど♪」



決まってる?そうかな?


昔の俊と今の俊は、絶対に違う。



私が言うのもおかしいかもしれないけど、変わったもん、俊。





「お前らさ、俺を抜きに話し進めんな。
ま、決まってるよな?答えなんて。

そんなの、椿を選ぶに決まってるだろ?
俺はこんなにも椿が好きで
命令してこいつの意思無視してまで付き合ったんだからよ」





え?これ、嘘だよね?


この子を諦めさせる口実だよね?



そうだとわかってるのに、自分を選んでくれて
こんなセリフ言われたら嬉しくないわけがない。





彼女は、え?って顔になりながらも怒っていて



「そんなの……嘘よ!
嘘と言ってよ、ねぇ?俊くん!!」



「嘘なんかじゃねぇよ、ほんとだ。
お前のことなんて知らねぇけど
もしほんとにヤったんだったら謝るよ。
あのときは、お前らの気持ちなんて知らなかったし。
顔も名前も覚えてなくて悪かった」





俊、ほんとに変わった!


今の俊が私は大好き!!





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