俺様男は私の彼氏様!?
「お願い、椿。
半年、俊くんと暮らして?」
ママが泣きそうな顔でお願いしてくる。
あ〜もう!!
「わかった!わかったから、そんな顔しないでよ、ママ!!」
私がそう言うとママは、ニコっと笑った。
しまった、騙された……。
昔から泣き落とししてくる人だったんだ。
忘れてた〜。
「そう?よかった〜♪
さっそく瞳ちゃんに連絡しないと〜!!」
なんて言って自分の部屋へ行ってしまったママ。
はぁ、これからどうなるんだろ。
……ん?ってか、俊くんって言ってたよね?
もしかして、あの……
ううん、そんなわけないよね!!
このときは、まさか私の予想が当たってたなんて知るはずもなかった。