俺様男は私の彼氏様!?
「失礼だな、お前。
家事全部押し付けたりしねぇよ。
親が勝手に決めたとはいえ
居候みたいなもんだし手伝う。
食器洗いと風呂掃除と食材買いに行くのは
俺がやるから」
「いいの?」
「あたりめぇだ。
ってゆって、今日は風呂掃除してる暇なさそうだけど」
女だし、風呂は先に入りてぇだろうしな。
俺にできることはこれくらいだけど
少しでもこいつの手伝いできればいいんだが。
「ありがとう、日向。
でも!買い物は私が行くよ!
食材とか選ぶの大変だし」
「したら、買い物は一緒に行こ。
重たい荷物持たせたくねぇし」
そう言った俺の顔を見て
またもや驚く椿。
「びっくりした!
意外と日向って優しいんだね!
じゃあ、そうさせてもらう」
一体椿には俺のこと、どんな風に思われてんだよ。