俺様男は私の彼氏様!?
「いや、別に。
それより、心配かけて悪かった」
「ううん、大丈夫。
俊、何かあった?私じゃ頼りない?」
辛いはずなのに椿は、俺のこと心配した顔で見てくる。
隠すわけにはいかねぇ。
「あぁ。親父が……癌らしい……」
「えっ……大丈夫な、の?」
俺は言葉が出なくて首を横に降るしかできない。
「そんな……」
「余命宣告もしれたらしい。
あと半年、よくて1年。
1年は奇跡に近いと。
そして今日の昼、親父が倒れたんだ。
それで忙しくて連絡が遅くなった。
頭混乱してて椿にも説明できなくて……
結果こうなっちまった……すまん……」
俺、すんげぇ情ねぇじゃん。
俺のせいで椿は……。