俺様男は私の彼氏様!?





うぅ……お兄さんがいるからと言われると、私の決意は揺らいでしまう。



「でも……」



「他に何か問題でもあるのか?」





問題なんてあるわけないけど……


戻ってきてくれたらすごく嬉しいけど……





「迷惑じゃないかなって……」



そればかり気になる。


そんなこと気にするなら、電話するなって話しなんだけど。





俊は優しく笑って「バーカ。お前のことなら迷惑なんて思わねぇよ」と言ってくれた。



馬鹿は俊だよ。


そんなこと言われたら期待しちゃうじゃん。



俊が私のこと好きだって。


でも、俊の言葉に甘えさせてもらおう。





「俊……うん、お願いします。
今日からまたよろしく!」





そう言うと俊は、また優しく笑ってくれた。





俊、おかえりなさい!





< 84 / 145 >

この作品をシェア

pagetop