俺様男は私の彼氏様!?
うぅ……お兄さんがいるからと言われると、私の決意は揺らいでしまう。
「でも……」
「他に何か問題でもあるのか?」
問題なんてあるわけないけど……
戻ってきてくれたらすごく嬉しいけど……
「迷惑じゃないかなって……」
そればかり気になる。
そんなこと気にするなら、電話するなって話しなんだけど。
俊は優しく笑って「バーカ。お前のことなら迷惑なんて思わねぇよ」と言ってくれた。
馬鹿は俊だよ。
そんなこと言われたら期待しちゃうじゃん。
俊が私のこと好きだって。
でも、俊の言葉に甘えさせてもらおう。
「俊……うん、お願いします。
今日からまたよろしく!」
そう言うと俊は、また優しく笑ってくれた。
俊、おかえりなさい!