俺様男は私の彼氏様!?
しばらく抱きしめたあと、椿が俺に
「これ。啓太さんから預かったの」
と、渡してきた。
啓太さんって?あぁ、俺の親父の名前。
椿は、親父のことあの日啓太さんと呼ぶほど仲良くなってた。
椿が渡してきたのは1枚の封筒。
「は?」
「啓太さん、俊あてにって手紙をあの日書いたの。
私も何が書かれてるかは知らないけど
今、俊はこれ読まなきゃいけないと思う。
啓太さんの気持ちが詰まってる手紙だと思うから」
椿……
ありがとう。
俺はゆっくり封筒を開け手紙を読んだ。