俺様男は私の彼氏様!?





俊へ。



この手紙を読む頃には、俺はもう死んじゃったんだな。


俊との思い出はたくさんある。



俊が生まれた日、俺は仕事だった。


瞳から連絡があったが仕事が片付かなくてな。


だいぶ遅れて病院に行ったんだ。


あの日は天気が良くて暖かかった。


病院に着くと同時に泣き声が聞こえた。

それがお前、俊だ。



俺も瞳も嬉しくて涙したんだぞ?



それからすくすくと育ってくれた俊。


気づいたら高校生だもんな!!



キャッチボール、たくさんしたよな。


家族旅行もしたよな。


一緒に飯作ったこともあったっけか。





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