彼の優しさ 番外編
祐の言う通りに前菜に始まり、フルコース料理が出てくる…
どれも美味しいし盛り付けもキレイだし………何か技術盗めないかな?
考えてる事が分かったのかまた祐はクスクス笑ってる。
ジーッと見ていると
「ごめん。これが藍だよな。」……さっきまで何かに緊張?していたけど少しリラックス出来てるみたい。
ゆっくりと至福の時間を過ごしてからホテルの部屋に行くと後ろを歩いていた祐が扉のカギを締めてドアチェーンも締めた。
次の瞬間には後ろから祐が抱きしめた。
「……祐?」手を伸ばせばカードキーを差し込める場所があって、カードキーを差し込めば電気が付くのに、カードキーを持っている祐本人は動く気配無いし、どうすれば良いの?
しばらくジーッとしてると落ち着いたのか
「ごめん。」と呟いた。
その次はある程度の暗さに慣れたからなのか電気がついたら眩しく感じた。
ソファーに座ると祐がいつもと同じように左隣に座った。
「風呂、先に入るか、イチャイチャするかどっちがいい?」……と言っても祐の手はおいたをし始めてる。
「もちろん先に入るよ?」おいたをする手を避けて立つとお風呂に向かった。