彼の優しさ 番外編
「一人、一本だけよ?」と雪奏姉さんが言うと
「つぶあん!!」
「みたらし♪」
「よもぎぃ♪」
雪斗君、海雪ちゃん、冬華ちゃんの順。
「じゃあ、私はこし餡ね?」
「はい。…4本バリューパック150円がお買い得ですが如何でしょうか?」
「それでお願いね?」と金券を渡されて商品と交換して、校舎の中に入っていった。
雪奏姉さんたちが校舎に入って行った後も次々とお客さんが来たから接客をしていると巡回中の先生が来た。
「盛況みたいだな。」
「西原先生、こんにちは。先生もお団子いかがですか?」営業スマイルでお団子を進めた。
「うーん…。甘いものあまり得意じゃないんだよな…」
「でしたら、こし餡のお団子はいかがですか?こし餡は甘さ控えめにしているんですよ。」
「じゃあ、一本貰おうかな。いくらだ?」
「60円です。」お金と商品を交換して
「ありがとうございます。」と営業スマイルをすると
「今日は暑くなるみたいだからこまめに水分補給をしろよ?」
はーい!
と部のみんなが言った。
西原先生が巡回に戻って行った。
部のみんなと好調に売れ行きを伸ばしているとそれから事件が起きた。