誠の誓い

「そんな仲の伊東さんを裏切れるのか？」


「副長が思っているほど
俺は、優しくねぇよ
縁とは違う
人も斬れる」


「信じていいんだな」


「信じなくていいですよ」


「やっぱりおかしい！
大丈夫か？お前…何、悩んでんだ？
お前の悩みは、ろくな事にならねぇ
俺にも打ち明けてくれよ！」


「間者は、俺だけでいい
２人を先に戻して下さい！
そしたら、言います！」



「斎藤に、平助の説得をしろと伝えろ」


「俺は、避けてるんで
今日は、たまたま斎藤さんと接点があったから、文くらいなら渡すって言ったんだ
副長から、よろしく！
そろそろ戻る」




土方と戻ると近藤が、伊東に言う


「縁は、良い子だ！
よく働くでしょう？」


「ええ　馬鹿だけど
馬鹿で、手のかかる子って可愛いのよ
世話のしがいがあるわ！」


伊東が答えながら、縁を見る



「は？世話してんの俺だろ！」


「仕事させろって言うから
させてあげてるのよ！」


「嫌々、世話してやってんだ！」


「まぁ　これだもの嫌ねぇ！」


「いい加減！！喋り方どうにかしろよ！」


「貴方こそ！悪い口治しなさい！！」




「「フンッ」」