誠の誓い
「一緒に行けば良かったのに
とりあえず、藤堂君を戻して
貴方は、もう少し探るとか上手い理由を
つけて、帰って来れるでしょう?」
「それが……平兄ちゃんって
疑り深いってゆうか…
離れる気がないことを見破られてる感じで
全然信じてくれなくて」
「まぁ 前の事があるものね」
「どうしたらいんだろうなぁ」
翌朝
斎藤の脱走が発覚して大騒動になった
伊東と部屋に2人
1日中、色々な報告を受けた
「無事に身を隠せてるのね」
「うん 良かった」
夕餉の後
机に向かって文を書く伊東の後ろで
「ケホッ ケホッ ゲホゲホ」
咳が止まらなくなって、ゼェゼェと
喉を鳴らす縁に伊東が近づき背中を擦る
少し落ち着いたのを見計らい
「水持ってくるわね」
伊東が立ち上がった時
「ゲホッ……い……伊東…さん?」
伊東が振り返って、目を見開く
すぐに縁のそばに座る
「今まで咳なんて、してなかったのに…」
手拭いを出して、縁の喀血した血を拭く
「毒のせいかな…?……怖い」
「大丈夫!私がついてるわ!」
とりあえず、藤堂君を戻して
貴方は、もう少し探るとか上手い理由を
つけて、帰って来れるでしょう?」
「それが……平兄ちゃんって
疑り深いってゆうか…
離れる気がないことを見破られてる感じで
全然信じてくれなくて」
「まぁ 前の事があるものね」
「どうしたらいんだろうなぁ」
翌朝
斎藤の脱走が発覚して大騒動になった
伊東と部屋に2人
1日中、色々な報告を受けた
「無事に身を隠せてるのね」
「うん 良かった」
夕餉の後
机に向かって文を書く伊東の後ろで
「ケホッ ケホッ ゲホゲホ」
咳が止まらなくなって、ゼェゼェと
喉を鳴らす縁に伊東が近づき背中を擦る
少し落ち着いたのを見計らい
「水持ってくるわね」
伊東が立ち上がった時
「ゲホッ……い……伊東…さん?」
伊東が振り返って、目を見開く
すぐに縁のそばに座る
「今まで咳なんて、してなかったのに…」
手拭いを出して、縁の喀血した血を拭く
「毒のせいかな…?……怖い」
「大丈夫!私がついてるわ!」