誠の誓い
池田屋での怪我人を山崎と看病する縁
風邪ひきや、怪我人の補充で忙しかった
隊務の合間、空いた時間は
すべて看病に使った
「縁 少し休みや?」
「はい」
必死に看病する縁が心配で
山崎が、声をかけたが
休むことはなかった
それは、巡察の時の事
永倉と御用改めに入った旅籠に
長州の浪士が集まっていた
今まで、巡察で捕り物をしたことはなかった
これも、縁の初仕事
「た……工?」
会合に西岡がいた
「縁……」
頭の中が真っ白になった後
カッ と、血が昇るのを感じた
「間者だったのか… 俺を…
使って… 新選組に…
俺を裏切ったのか!!!」
「切っ掛けは、そうだが
新選組に入ったのは…由縁が心配で」
昇った血の気が、また一気に引いた
縁とは、そっくりな容姿で
女物の着物を着ていなければ
由縁だとは
気づいてもらえなかった
「口悪いし… 喧嘩っ早いから…」
ガタッ
「!!! 西岡!!!何でここに!?」
永倉に見つかった
そして
「お前も、間者なんじゃ?」
隊士の中から、縁を疑う声が上がった
風邪ひきや、怪我人の補充で忙しかった
隊務の合間、空いた時間は
すべて看病に使った
「縁 少し休みや?」
「はい」
必死に看病する縁が心配で
山崎が、声をかけたが
休むことはなかった
それは、巡察の時の事
永倉と御用改めに入った旅籠に
長州の浪士が集まっていた
今まで、巡察で捕り物をしたことはなかった
これも、縁の初仕事
「た……工?」
会合に西岡がいた
「縁……」
頭の中が真っ白になった後
カッ と、血が昇るのを感じた
「間者だったのか… 俺を…
使って… 新選組に…
俺を裏切ったのか!!!」
「切っ掛けは、そうだが
新選組に入ったのは…由縁が心配で」
昇った血の気が、また一気に引いた
縁とは、そっくりな容姿で
女物の着物を着ていなければ
由縁だとは
気づいてもらえなかった
「口悪いし… 喧嘩っ早いから…」
ガタッ
「!!! 西岡!!!何でここに!?」
永倉に見つかった
そして
「お前も、間者なんじゃ?」
隊士の中から、縁を疑う声が上がった