誠の誓い
参謀
江戸へ、入隊募集に行った


近藤が藤堂から紹介された伊東甲子太郎を


参謀として、迎えた






伊東が屯所の見学をしているときのこと



「可愛い女中さんですね?」

「詩乃と申します」



伊東が詩乃に触れようとした


ガシッ



「初めまして!広瀬 縁です!」


伊東の手を掴み、笑顔で挨拶する縁を

伊東が睨む


「離しなさい」


「失礼しました
横取りされるの好きじゃないんで」


縁も睨む






「ふふっ 私もですよ
大事な物は、隠しておく主義です」


「気が合いますね」




睨み合ったかと思ったら、ニコニコと

微笑み合う


そんな2人に冷や冷やしながら

詩乃は、縁の腕にしがみつく



「詩乃さん すみませんでしたね」




伊東が去って行くと




「参謀とはいえ、初めて会うんだ
少しくらい警戒しろ!
簡単に触られるな!」


「触られてません」


「触られそうになってただろ!!」


「………ヤキモチですか?」


「は?」


「ヤキモチですね!!!」


「…」


「うふふっ 気をつけます!」






(ただ、守りたかっただけだけど
……ま、いっか)









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