彼氏の好きなヒトになる方法
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+ トモダチ
俊くんが初めてヤキモチ焼いた。
その事実は、沈み込んでた私の心を急上昇させた。
俊くんはたぶん、きっと、希望的観測では私のことが好きだ。
というスタンスだったのが、
俊くんって案外私のこと好きだよね?ね?
と増長した。
いやでも間違ってないよね?
昨日の様子を見る限り、俊くん結構私のこと好きになってきてると思うんだよね。
この調子でどんどん好きになっていただきたい。デレデレな俊くんをもっと見せていただきたい!
そのためには、今よりもっと俊くんを楽しませられる女になろう。
ついでにもっと女を磨いて、俊くんをドキドキさせる女になってやる…!
そう目論みながら朝の教室でニヤニヤしていると、登校してきた璃子が私を指差して言った。