始まりの瞬間
失敗…
私のことを知っている男の子…
どうしていたのか分からない保健室…
聞き覚えのない名前の杉崎君…
あぁ…
もしかして私……
「那奈ちゃん 私は杉崎君とキスをしたのかな…?」
那奈ちゃんが私の顔を真剣な目で見つめながら こくんと頷いた。
やっぱりそうだと思ったんだ。
杉崎君って人のことだけ覚えてないんだもん
この症状に当てはまる可能性なんか一つしかないもん
本当に好きな人以外とキスをしたら記憶がなくなっちゃうんだよね なんでか分からないけど
小学校の保健で習ったし、実際に無くしている友達も見てきた。
まさか自分がそうなるとは思わなかったけど
記憶を失ったってことは、私は杉崎君のことを本気で好きじゃなかったんだろう
なんで、キスしたんだろ 好きかどうかなんて分かってたハズだろうに
私のことを知っている男の子…
どうしていたのか分からない保健室…
聞き覚えのない名前の杉崎君…
あぁ…
もしかして私……
「那奈ちゃん 私は杉崎君とキスをしたのかな…?」
那奈ちゃんが私の顔を真剣な目で見つめながら こくんと頷いた。
やっぱりそうだと思ったんだ。
杉崎君って人のことだけ覚えてないんだもん
この症状に当てはまる可能性なんか一つしかないもん
本当に好きな人以外とキスをしたら記憶がなくなっちゃうんだよね なんでか分からないけど
小学校の保健で習ったし、実際に無くしている友達も見てきた。
まさか自分がそうなるとは思わなかったけど
記憶を失ったってことは、私は杉崎君のことを本気で好きじゃなかったんだろう
なんで、キスしたんだろ 好きかどうかなんて分かってたハズだろうに