僕の同居人は君だけ。



『起こしてくれたの?ありがとう。』


そう言って僕の頭を撫でた。

僕はキミに撫でられるのが大好き。

暖かくて心地好くて、安心する。

僕がすり寄っていくと

キミもまんざらでもない顔をする。


『ご飯用意するね。』


キミの後を追って朝ごはんが出てくるのを待つ。


僕、ちゃんと座ってるよ。

ご飯、ちゃんと待てるよ。


キミは僕が考えてる事なんて

ちっとも気付かないんだろうな。


『ちゃんと座って待てて、いい子だね。』


あれれ?

僕の気持ち解ったの?

それは少し、嬉しいかも。


『ゆっくり食べなね。』


今日のご飯も美味しい。

一度ご飯にテンションが上がって

思いきり食べたはいいけれど

吐いてしまった事がある。


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