僕の同居人は君だけ。
やっちまった……と思った。
顔を青くさせて、僕に駆け寄るキミが
今でも、忘れられないよ。
泣かせてしまったことも
今では後悔している。
だから僕は、ゆっくり、ご飯を食べる。
その間、キミはバタバタと忙しい。
あれどこやったっけ!?、なんて
大きな独り言は毎朝聞いている。
キミは優しくていい女だけれど
忘れん坊なのが、たまに、傷。
『いい子にお留守番しててね。』
僕をそっと抱いて撫でる。
早く帰ってきてね、なんて
意味を込めて僕もすり寄る。