座敷わらしの日常
朔「さてと、悪鬼さん?あの子に手を出したこと
後悔させてあげましょう」



悪鬼「ふは、そんな細い体で俺様にかなうとでも
おもってんのか!やってみるがいい
無理だったら俺様が貴様らを食らってやる」


朔「…その言葉そのままお返しします」



そう言うと朔兄様は目を瞑り、ゆっくり息を吐き
そして目をあけてこう言った



朔「自然界の精霊達よ、貴女方に迷惑をお掛けしたこと
申し訳なくおもう」


何故兄様があやまるの?謝るのは悪鬼じゃないの
兄様は悪くないのに



すると


精「朔夜様は悪くないわ、私たちも悪鬼には罰を
下さなければいけないのに、できなかったわ
逆に私達が感謝をしなければいけないのよ
力を貸すわ、さあ呪文をとなえて」


朔「……汝よ我が声をききいれよ
汝に眠りし汝の力我が解き放って見せよう
我に力を与えたまえ」



ゴゴゴォー



悪鬼「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
いやだ消えたくない
うぁぁぁぁぁーーーーー…………\…」

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