座敷わらしの日常
朔「……悪鬼でも同じ妖、何故この様な悲しき運命を辿らなければならぬのか
せめて此処には残らぬように魂よ今天に還れ」


何て言ってるんだろう?
でも、月に照らされて風で髪がなびいてる朔兄様は
幻想的よ


藍「朔兄様〜」ギュッ


朔「藍、大丈夫ですか?」

微笑みながらあたしの様子を聞く朔兄様はやっぱり1番カッコいいの

藍「大丈夫、朔兄様が助けてくれたもの」



來「朔!ごめん!俺ら」


あ、そうだったわ
まず謝らないと見つかったこと

藍「ごめんなさい、あたし達人間に見つかっちゃった」


怒られる?それとも嫌われちゃう?
でもしょうがないよね あたし達が悪いんだもの


すると朔兄様は



朔「クスッ怒りませんよ
もう、彼らのこと信用してるのでしょう?
それにおそらくこの事は運命なのでしょうね」


と、笑いながら頭を撫でてくれた

< 19 / 20 >

この作品をシェア

pagetop