モアイ・ザ・ババリアンの涙
怖くなって、プリントを裏返してみた。
計算用紙だと思っていたそれは、実はテストの裏紙だった。
そして、そこにははっきりと、平成15年度1学期期末試験の文字と、2年前の日付が刻まれている。
僕は急いで窓の外を見た。
暗くて何も見えない。
立ち上がって、今度は窓を開けた。
やっぱり・・・
雨なんか降ってないじゃないか。
僕はへたっと地面に座り込んだ。
真っ暗な部屋、電気もついていない。
そうか、僕は2年間もこの部屋から出れないでいる。
僕が出会った人達はきっと、もうあの場所にはいないんだ。
みんな、2年後の世界を生きているというのに。
気がついたら、ベットにもたれかかっていた。
顔のあたりに猛烈な違和感を感じる。
触ってみた。
なんだ。
泣いてたのか。
計算用紙だと思っていたそれは、実はテストの裏紙だった。
そして、そこにははっきりと、平成15年度1学期期末試験の文字と、2年前の日付が刻まれている。
僕は急いで窓の外を見た。
暗くて何も見えない。
立ち上がって、今度は窓を開けた。
やっぱり・・・
雨なんか降ってないじゃないか。
僕はへたっと地面に座り込んだ。
真っ暗な部屋、電気もついていない。
そうか、僕は2年間もこの部屋から出れないでいる。
僕が出会った人達はきっと、もうあの場所にはいないんだ。
みんな、2年後の世界を生きているというのに。
気がついたら、ベットにもたれかかっていた。
顔のあたりに猛烈な違和感を感じる。
触ってみた。
なんだ。
泣いてたのか。