四季のいたずら
ーーピーンポーン
「さっくんー!今手離せないから代わりに出てー」
「はーい」
インターホンが鳴り、小学校6年性の弟、桜哉(さくや)を呼ぶ。
今丁度夜ご飯を作っているところ。
今日はカレーとマカロニサラダだ。
どっちにもしょうが大嫌いなにんじんをいれた。
「ねーちゃんしょうが来たよー」
「うん!さっくん箸と飲み物の用意して」
弟に指示を出しながら、私は3枚のお皿にご飯とカレーを注いだ。