四季のいたずら


「しょうこそ、好きな人いるの?」



......なんで、訊いたんだろう。


馬鹿だな私。



「いるよ。俺だって青春したいし」


「へぇー..誰?」



止まって私。



「お前も訊くのかよ」


「そりゃね。将来養ってくれそうな美人さん?」


「美人ってか、可愛い」


「せつとか?」



どれだけコントロールしようとしても、止まることを知らない私の気持ち。


ここでそうだよって言ったら、私は......。
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