四季のいたずら







「おうちゃんたち4人はそれくらいで崩れる関係だと思ってるの?」



ひととおり話し終え、琉璃ちゃんから返ってきた返事。



なんて答えて良いかわからなかった。


私、しょうに振られるのが嫌で、都合良く理由つけてただけなんだ。



「......伝えるくらい良いじゃん。幼なじみでしょ」


「琉璃ちゃん......ありがとう」


「告白するなら全力で応援するよ!今度一緒に服とか買いに行こ!秋翔くんとのデートの予定......告白が、絶対に成功できるように」


「本当にありがとう。琉璃ちゃんに相談して良かったぁー」



思わず琉璃ちゃんに抱きつく。



「大袈裟だよ。誰でも言えるような言葉を、偶然私が言っただけ」


そう言って琉璃ちゃんは私の頭をぽんぽんと撫でてくれた。
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