四季のいたずら
「どうする?告白する?」
訊ねてくる琉璃ちゃんから私は離れ、「どうしようかな......」と呟いた。
「もうちょっと、考えてみるよ。話の展開が急すぎてまだ頭がついていけないや」
何せ何年も片想いしてきたから、進展したことにびっくりしてて。
ふわふわした気持ちに中々慣れない。
「そっかそっか。また決まったら話してね。LIMEもあるし」
「もちろん!そのときはよろしくお願いします」
ぺこっと頭を下げる。
丁度午後の授業が始まる前の予鈴が鳴った。