四季のいたずら
今日の朝のことがあって、顔が合わせづらい。
「何喋ってるの」
「たまたまおうと会ったから。適当に挨拶を」
「ふーん。次移動教室だろ。はやく移動するぞ」
......突然、せつの顔がじわぁと赤くなった。
「せつ、どうしたの?」
「あ、え?どうもしてないけど」
両頬を押さえ、苦笑いをするせつ。
登校中にあったモヤモヤが再び出現。
「じゃ、じゃあね!また今度遊ぼ!」
当然、逃げるようにせつはその場から離れていった。
「ちょっと待て!」と、しょうもせつを追いかけて行ってしまった。