四季のいたずら

後悔 雪音side

部活だから。って言うのは嘘だった。


ただこの場所から逃げ出したくて。目の前にある光景は嘘だって忘れたくて。


あたしはその場を飛び出した。



校門を抜けて家まで走って帰った。


キツイとか、足が痛いとかなんて考えられなかった。


家に着いてベッドに入ってから走り過ぎて足が痙攣してるのに気付いた。



痛い。苦しい。



「もー嫌だ......」


枕に顔をうずめる。



< 51 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop