四季のいたずら
「部活に気合が入らないのも新学期マジックのせい......?」
バッシュ忘れるとかどんだけアホなんだ......。
その日の放課後。
部活に行ったものの、教室にシューズを忘れたことに気付いて慌てて取りに行った。
今度はしっかりバッシュを持ち再び体育館に向かう途中、聞き覚えのある声が耳に入った。
「ほんと!?ありが......っわぁ!?」
この声は..おう?
誰かと話してたようだけど、コケた感じかな。相変わらず目が離せないほどドジだなー。
「なつ?もう大丈夫だよ?」
え......?なつもいるの?
これは偶然を装って行けばなつと話せるんじゃ......。
そう思いあたしは2人の元へ行こうと足を出した。
「......好き」