君と笑いあえる日まで
「___び!京妃!」

「んっ。お母さん?お父さん?」

気が付くと私は病室に寝ていた。

「良かった。心配したんだから!」

「心配したんだぞ!」

両親は泣きながら私を抱きしめる。

「お母さん、痛いよ 笑」

そう言いながらも2人がわざわざ来てくれたのが嬉しかった。

親からの愛を感じれて良かった。

こんな方法でしかあいを確かめれないんだ。私は。お母さん、お父さん、ごめんなさい。

思ったよりも出血の量が多くて、倒れる危険性があるから3日ほど病院で安静に過ごすことになった。

学校行かなくていいのは、嬉しいけど今の私には希望の光がある。暗闇の中に差し込んできた一筋の遼という光。

彼女の笑顔はまるで太陽のようだった。

私もいつか春のようにめいいっぱい笑える日は来るのかな…


遼の事が気になりながらも、そのひは眠りについた。
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