背伸びして、キス


「一条さん!デートしましょう!」

「ん?ああ・・・そうだな」



嬉しくて。
夢みたいで。


私ははしゃいでた。




「夏ですから、海とかどうですか?」

「海とか久しく行ってねぇな」

「じゃあ、決定ですね!」




社会人とか学生とか。
過去とか未来とか。



全部全部問題なく、きっとうまくいくんだって思ってた。



だって、一条さんは私を見てくれるって言ってくれたし。
好きだとも言ってくれた。


それは最高に最強で。
ゆるぎないパワーになる。



私は、浮かれてた。




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