背伸びして、キス
『お疲れ様です。一条さん、大丈夫ですか?ちゃんと寝れてますか?』
少し心配でそう返事を返した。
私にできる事はないかな。
少しでも一条さんの助けになりたい。
『心配しなくても大丈夫。寝れる時はしっかり寝てる』
一条さんからの返事。
大丈夫、か・・・。
私に弱いところなんて見せれないよね。
そういう時、歳の差を痛感する。
きっと、一条さんはわたしには甘えられない。
私が子どもだから。
社会人の辛さとか、しんどさとか、私にはわからない。
わかってあげられない。
もどかしいな。
早く大人になりたい。