背伸びして、キス
――嘘つき・・・
「え?一華?本当に、どうしたんだ?」
――私じゃ、洋介さんの支えになれないよ。・・・やっぱ、だめだったんだよ
「どういうことだ?」
声が震えてる。
泣いてるのか・・・?
突然、どうしたんだよ。
「おい。一華?」
――やっぱり、大人は大人と、分かり合える人と付き合った方がいいんだよね。私、子どもだから
「なに言ってんだ。俺はお前の事子ども扱いしないって言ったろ?」
――扱いされなくても、やっぱり私子どもなんだもん!わがまま、言っちゃうし、すぐ不安になって会いたいって言っちゃうし!