背伸びして、キス


「それくらい、誰だって言うだろ。大人とか子供とか関係ない」

――でも!・・・私、洋介さんの仕事の事、わかってあげられない・・・




仕事・・・?
なんのことだ?




「今からそっち行く。外に出てこれるか?」

――来なくていい。仕事忙しいんでしょ?

「明日は休みだから。それに、泣いてる一華を放っておけないだろ」




行くから、そう言って電話を切った。
たどり着いていた車に乗り込み、エンジンをかけ急いで車を走らせた。


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